「生産性」は、想いを一つにすることから生まれる。

生産管理職 大阪工場 第一製造部製造課 係長 2009年入社
香川 裕一 Yuichi Kagawa

キャリアパス

入社後は、およそ3ヶ月間の研修を通じてさまざまな業務を経験。当時行っていた大規模な設備更新にともなうラインの作業補助をしながら、各作業や設備の稼働状況などを確認し、現場での働き方を学びました。その1年ほどのちに生産管理の仕事として、めっきライン工程を担当し、同時に製造技術、設備管理の仕事も任せていただけるようになりました。2014年からは係長職として、部下や後輩への教育・指導などのマネジメント業務も担っています。また近年は、新規設備導入のために海外まで足を運んだり、協力会社様との打ち合わせを重ねたりと、生産管理体制の強化にも力を注いでいます。

  • 2009年4月
    入社
  • 2009年10月
    約3ヶ月の研修を経て、第一製造部に配属
  • 2014年4月
    第一製造部製造課 係長職に就任

Q1.現在の仕事内容を教えてください。

大阪工場第一製造部にて酸洗、および伸線工程の生産管理を行っています。営業担当を通じていただいたお客様からの依頼内容や納期に沿って工程を組み、適切に生産が行えるよう現場を指揮していきます。そのなかで重要なのが効率性。複数の案件を同時に進めているため、それぞれのご要望や条件から、常にもっとも効率の良い工程を組んでいく必要があります。いかに効率良くスムーズに生産を進められるかが、私たちの力量が問われる場面ですね。
また、生産管理をする上では、安全、品質、コストといった要素も考慮する必要があるため、定期的に生産ラインの製造技術を磨くさまざまなテストの実施計画の立案、新規設備導入の検討など、あらゆる観点から生産性の向上に取り組んでいます。

Q2.仕事のやりがいを教えてください。

生産管理は、それぞれの案件の特徴を踏まえて優先順位をつけながら工程を組んでいく仕事です。当然難しくもありますが、取り組んでいるときはさながら「パズル」を解いているようでもあるため、うまく工程を組んで予定通りに製品が仕上がってくれば、その分達成感は大きいですね。
そのためには案件ごとに異なる特徴をとらえ、どのように実際の工程に落とし込んでいくか、という視点が欠かせません。私自身、生産管理を任された当初は失敗の連続でした。重要なのは、その失敗を活かし、成長につなげるためにはどうすればよいかを考えて動くこと。そうした姿勢の積み重ねによってできることが増えたからこそ、今もさまざまな働き方ができているんだと思います。

Q3.これからの夢・目標は?

社員全員が同じ目標に向かって、一致団結できるような会社にしていきたいですね。そのためには、業務内だけでなく、何気ない時間も自分の思いや考えを「伝え合うこと」が重要になってくるんだと思います。お互いに伝えやすい環境を作り上げていくこと、そして同時に各個人が分かりやすく伝えるための術を磨いていけば、より想いを深められるはず。また今は、私たちの世代が、経営層が見据えている未来を若手にしっかり伝えていくことが求められてきているとも感じています。
そうして全社一丸となって大きな目標を成し遂げ、社員はもちろんそのご家族の方を含めて、ワイヤーテクノって良い会社だなと思ってもらえるように努めていきたいと考えています。

Profile

学生時代に打ち込んだことは?
スノーボードに夢中になっていましたね。毎年冬になると、学校の友人やアルバイト先の仲間たちと一緒に連日滑りに行っていました。ほかには居酒屋のアルバイトにも打ち込んでいて、ホール業務から調理まで全般を担当し、最終的は店長代理を任されたほどでした。そのときの経験が少しは今の仕事にも役立っているかもしれませんね(笑)。
ワイヤーテクノに入社を決めた理由は?
高校から理系だったということも災いしてか、理屈っぽいところがあって(笑) 。昔から不思議だと思ったことを調べたり、考えたりすることが好きだったので、いろいろ考えながら働ける仕事がしたかったんですね。だから就活時も、営業職ではなく、ものづくりができる製造や企画開発がしたいと考えていました。また出身は四国ですが、大学進学を機に大阪に来たことから、そのまま大阪で働きたい、と考えていたので、当社はぴったりの場所でした。
就活生へのメッセージ
就職活動をする上では、いろいろな経験をすることが大事です。そして、そうした経験をもとに、「自分は何がしたいのか」をイメージすることが特に重要だと思います。ただ単に働くことを目標とするのではなく、これまでの経験から自分のやりたいことを思い描くこと。そうすれば、しだいに「それをどのように実現させるか」という次のアクションが見えてくるようになります。入社後もこうした姿勢を忘れず、自分の目標をクリアしていってください!