厳しく見る目で、クオリティを信頼へ変えていく。

品質管理職 加賀工場 品質管理課 2014年入社
塩⾒ 真佐史 Masashi Shiomi

Q1.現在の仕事内容を教えてください。

私たちの製造している鉄線ができるまでには、大きく3つの工程があります。線材についたスケール(酸化皮膜)を洗い落とす「酸洗」、線材を伸ばす「伸線」、そして加工しやすいよう熱処理を行う「焼鈍」。それらの各工程のなかで出荷にあたり問題がないか隅々まで目を光らせ、製品の品質を担保するためにさまざまな検査を行っているのが、私の所属する品質管理課の仕事です。
そのなかではたとえば、生産過程でついたわずか数mmの傷も見逃せません。そうした外観はもちろん、製造された製品の加工性や耐食性、強度など、さまざまな観点からお客様の求めている基準や規格を満たしているかどうか、厳格にチェックすることで、ワイヤーテクノの信頼を高めていくのが私たちの使命です。

Q2.仕事のやりがいを教えてください。

製造段階でいくら問題のない製品でも、出荷段階で品質基準を満たせないとなると、当然出荷することはできません。そうした出荷の可否を決める、いわば“最後の砦”でもある品質管理の仕事は、責任感を伴う分、やりがいを感じられる仕事だなと感じますね。
また、品質管理をおろそかにしてしまうと、最終的にはユーザークレームなどにも発展しかねません。そういった事態を避けるためにも、慎重に検査にあたることはもちろん、基本的なホウ(報告)レン(連絡)ソウ(相談)を、“縦”だけでなく“横”、つまり現場にも常に展開するように心掛けています。他部署を含めて情報を交換することで、よりよい生産工程へと「カイゼン」していくことも品質管理の重要な役目だと考えています。

Q3.これからの夢・目標は?

もともと知識や経験がゼロの状態で入ったこともあり、まだまだ最終になりたい将来像を模索しているというのが正直なところです。ただ、今はいろんな経験を重ねていくことで、少しずつできることが増えていくことを実感しています。なので、強いて言えばこれから継続的に成長していくためにも、常に“目標を見つけ続けること”が目標といったところでしょうか(笑)。
これまで働くなかで少しずつ知識を身に付けてきたつもりですが、先輩方を見ているとやはりまだまだだな、と痛感します。だから当面は、知識や技術を貪欲に吸収していき、最終的には先輩方のように、私もワイヤーテクノに欠かせない存在の一人になっていければ、と思っています。

1日の仕事のスケジュール

Profile

学生時代に打ち込んだことは?
学生時代は日帰りや一泊二日というスケジュールでの“弾丸旅行”にハマっていました。気の合う友人と日本各地を巡り、その土地で食べる名物は格別でしたね。また、時には一人旅をすることもありました。大学も石川だったため、東北や中国地方など遠方だけでなく、名古屋や大阪なども、石川からするとちょっとした旅行気分だったんです(笑)。現在も基本的には土日が休みということもあり、週末にときおり友人たちと小旅行を楽しんでいます。
ワイヤーテクノに入社を決めた理由は?
昔から機械関係に興味があり、将来はそういった働き方ができればと考えていました。そのため、大学では電気・通信系を学んでいましたが、就活時にはしだいに大学時代を過ごした石川で、ものづくりに携わりたいという思いをもつようになっていったんです。そのなかでワイヤーテクノを知り、まさに希望通りの会社であることもあり、入社を決めました。実際に働いてからも、自分に合った働き方ができていると感じていますね。
就活生へのメッセージ
就活をしていると、やはり思った通りにはいかない場面もあると思います。しかし、それでもめげずに頑張って入った会社は、きっと自分にとってふさわしい場所なんだと思います。また、もし自分の思い描いていた通りにいかなかったとしても、その気持ちを引きずったままでいるのか、それとも気持ちを切り替えてできることを追求していくのかでは、得られるものも変わっていくと思います。そうした姿勢を忘れることなく、自分のペースで頑張ってください。